駒菌

駒菌|カワラタケ駒菌|

カワラ材自作用の木駒の種菌(駒菌)です

生木にカワラタケの菌を接種(駒打ち)して、ご自身でカワラ材を作成する際に用いる種菌です。材全体に菌が蔓延し、十分腐朽が進むまでには1年半程度の時間が必要ですが、天然物と変わらない質のカワラ材を作ることができます。

[基本仕様]

  • 打ち込むための穴をドリルを使って原木に開けたあと、駒菌を材に打ち込んでいきます。ドリル刃は、8.5~8.7mm経のものが使えます。椎茸用のドリル刃が使用でき、ホームセンター等で入手可能です。
  • 駒菌の使用量は、直径10センチ・長さ1メートルの原木に対し、20個~40個です。多めに打ち込むと菌がより早くしっかり回ります。

[備考]

  • 駒打ちして材を作るには多少の知識と道具が必要です。椎茸原木栽培のほだ木づくりと同じ方法ですので、詳しくは園芸書等をご参照ください。
  • 原木は近頃、ホームセンターの園芸コーナーで秋から冬に販売されているのを見かけます。ただし、椎茸などが既に駒打ちされているものは使えません。そうしたところで購入する際は、何も植菌されていないものをお選びください。
  • 伐採された雑木が手に入る場合、伐採から数カ月以内であればまだ使えますが、すでに雑菌(ほかのキノコ菌)が入っていることがあります。そうした材は、駒菌を多めに打ち込んでください。
  • 当店で販売している産卵木など、すでに他の菌によって腐朽した材は使えません。駒打ちは、生木に対して行ってください。
  • カワラ材の駒打ち時期は、11月~4月が好適です。駒菌の販売もそれにあわせて行っていますが、それ以外の時期にも在庫しているときがありますので、ご入用の際はお問い合わせください。

[使用例]

●駒菌を植菌して作ったカワラ材の例

材全体にうまく菌が回ると、表面にびっしりカワラタケが発生します。そのころには材の中心部まで綺麗に腐朽しており、産卵木や飼育材として使えるようになっています。カワラタケの傘の色は材を育成する環境によって、明るい茶色~黒まで、さまざまに変化します。

※当店の菌糸材と同様の製品には植菌材という呼び方があります。そもそも、材にキノコの菌を接種することを指して「植菌」と言いますので、駒菌を接種して作る材も「植菌材」の一種だと言えます。しかし、両者の作り方はかなり異なります。この商品では原木に駒菌を打ち込んでカワラ材を作成しますが、同じ方法で菌糸材(いわゆる狭義の植菌材)を作ることはできませんので、ご注意ください。

※価格は税込です。
※商品の画像はいずれも見本写真です。お届けする商品には商品名を示すシールを貼付しています。

カワラタケ駒菌

カワラ材を自作する際に用いる木駒の種菌(駒菌)です。駒菌を打ち込む材は、クヌギ、ナラ、シイ、カシ、クリ、カキ、エノキなど、広葉樹の生木です。エノキは入手しにくいのですが、生木にカワラタケを植菌することで、素晴らしい質のカワラ材を作ることができます。

●1000個入り

@5500円(税込)
数量




※袋から取り出し、写真のようにバラしてから材に打ち込みます。